言わぬが花 〜アラサーOL 婚活日記〜

婚活、仕事、日常的に思っていることを呟くブログ

接待から学ぶ婚活

あのさー

こないだ出張行きましてね。

 

それが赤道から近い発展途上国の田舎で、

取引先の事務所にはおじさん(56歳)一人しか駐在してなかったんすよ。

特殊な資格とかある方なので、私もぺーぺーながらそのおじさんに電話やメールで直接コンタクトとって色々教えてもらったりして、慕ってはいました。

めっちゃいい人。

 

で、出張の際に、余った1日がありまして。

折角遠くまで来てくれたしお勧めの場所に観光案内するよ、ってそのおじさまが言ってくださったので甘えることにしました。

 

当日、集合時間、朝5時。

マジ早い。

マジ眠い。

で、花はスニーカーにウニクロパンツでしたけど、連れていかれたところ、山。

先に言えや…

 

山の上になんかがあって、そこに連れていきたいらしい。

勿論そんなに道も整備されてないし、ケーブルカーとかあるようなところではなく、炎天下なのです。

 

仕方ない。

ダイエット兼ねて登るか。

と腹を決めた。

 

まぁ、でもね、そのおじさま凄くいい人ではあり

こんなぺーぺーの私にも公私ともに気さくに接してくださる。

暑いから大変だったけど、

おじさまが色々ご自分の生まれ育ち、親戚のこと、ご家庭のこと(単身赴任)、過去の恋愛、仕事のこと、思想なんかを延々とね話してくれたり、

私も、へーそうなんですね~ 面白い! 流石です~ なんて言って話聞いてて和気あいあい。。。

 

で、発覚したのが、そのおじさま、毎日めっちゃ筋トレしてるんだって。

確かに50代後半なのに身体が締まっているし、ストイック!尊敬!!

 

まぁ、でもそうだよね、そうだろうね、登るの早いもんね。

待ってくれないもんね。

スニーカーではぁはぁ言って追いかけてる花のこと。

あんたは、トレッキングシューズやないか!

いつの間に…くそっ。

 

正直、暑いし、おじさまの話を聞いて相槌うって、初めての山をスニーカーで登るの、まじつらいから。

一方、おじさまはね、いつもの散歩コースなのか知らないけど、どんどん登って行く。

どうやら自分の筋肉や体力を、(56歳から見たら)若い女性にアピールしたい模様。

若く見られる、とか毎日スクワットをどれだけしてる、とかこの道は楽だね、とか凄い言うの。

凄いですね!

〇〇さん、若いですね!

かっこいいですね!

って。もうね、空気を読んで何回言ったか分からない。

 

でも、じじぃの筋肉とか、何歳に見えるとか、花は正直もうどうでもいいわけ。

ちょっと休もうか?と言ってくれたり、

ゆっくり登ってくれたりする方が、

よっぼど素敵なおじさま!!って思うんですよ!

 

登るの早いですねー^^

って汗だくで言ったのは、ちょっと休ませてほしいという意味だったんだけど、気付いてもらえなくて。

むしろ言われて嬉しそうで、登るの早まる。

とうとうね、お水飲みたいのでちょっと待ってもらってもいいですか~>< って言ってその辺の石にへたり込んで砂漠のラクダ並みに水飲んだんだけど、

「このくらいはね、なんてことない散歩コースだよ」、って、自分はまだまだ疲れてないアピールとか、もーうるせーの。

あ、毒吐いてすみません。

身体が疲れていると、人間心がすさむから。。

 

 

そんでさー、太陽も登り切った頃にやっと目的地にたどり着て、

もうそこに何があったかとか忘れたんだけど、一応礼儀で写真撮ってたら、

「花ちゃんの写真も撮ってあげるよー」と何度も言われる。

(56歳から見たら)若い女の子は、インスタとかFBとかに皆自分の写真をあげるものだと思い込んでいる。

まぁ、一応汗だくですが、山からの景色全体が見えるところを背景に撮ってもらった。

 

すみません、有難うございまーす!!♡

とか言って撮ってもらった写真見たら、景色写ってねーの。

花のドアップ。

自撮りか!てくらい。

あのさ、背景とか景色、撮らないと意味なくない??

私、じゃあここの景色のところでお願いしまぁす!って言ってわざわざちょっと移動したのに。

これ、ただの汗だくのアラサー@日本の夏、キンチョーの夏、ぼくの夏休み、って感じ。

たぶんね、(56歳から見たら)若い女の子は、自分を大きく写して欲しいものだと思ってるのかな??

まぁ、お気遣い、ありがとう。。

 

 

さて、じゃあふもとに戻りますか、となったら、今度はそのじーさん、ランニングし出した。

「下りは勢いがついちゃって!」って。

 

 

ごめん、、 登りは頑張ったけど、

私こんなとこで怪我したくないから、ちょっと下りはマイペースで行かせてもらうわ。

あの、山だからね。

 

で、じーさん、駆け下りていなくなってしまいました。

携帯、圏外。

あの、山なんでね、携帯とか通じないからね。

 

発展途上国で田舎で一人事務所で単身赴任で寂しかったのは、分かる。

(56歳から見たら)若い女の子が出張で来て歓迎して張り切っちゃったのは、分かる。

男としてのアピールとかも、いいんだけど。

だったらさ、英語も通じない田舎で、携帯も通じない山で、(ぎりぎり)20代のうら若き日本人女性を放置するか?と。

 

お前、自分の若いアピする前に相手を気遣う男らしさを見せてくれ!!

 

しばらく下ったら待っててくれていたけど、

私が追い付いたら、まぁまた走って消えてったよね。

じーさん見えないから、もう気楽に水飲みながらマイペースに下れてある意味良かったけど。

最後ふもとで、「いつもは往復で今日より1時間くらい短いんだよ!」って。

えー早い!!ほんとに凄いですね^^

途中、待たせちゃってすみませんでした!><

って言わざるを得ないじゃないか。

(勿論、じぃのいつもより遅くなったり待たせたりしたのは悪いと思っていまっせ)

 

 

 

で、なんか思った。

婚活ってアピールの場でしょ。

でもね、自分のことばっかりアピってもしょうがないんだなって。

大事なのは、受け取る側のこと考えてあげること。

自分のアピールは二の次だなと。

そのおじさま、元々付き合いがあったから、すごーくいい人だということで終われたけど、ガチのマジで初めて会った人だったら、いい人ってのがかき消されちゃうよね。

 

そんなことを、炎天下の下でかみしめて、凄く勉強とダイエットになった1日でした。

 

 

以上、接待から学ぶ婚活でした。

(大先輩に接待してもらった身で、ごめんなさい!!!)